「ガスバリア性が高いフィルム」に注意が必要な考え方とは?

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脱気包装をしたい場合や、湿気対策、腐食対策、変色対策を行いたい場合は、ガスバリア性が高いフィルムを用いることが重要です。
しかし、この「ガスバリア性」という言葉には、実は注意が必要な点があります。それは、酸素を遮断する能力が高いのか、それとも水蒸気を遮断する能力が高いのかを確認する必要があることです。

例えば、ガスバリア性が高いフィルムの一般的な例として、以下のような素材が用いられる場合が多いです。

・アルミ箔
・アルミ蒸着フィルム
・シリカ蒸着フィルム
・ポリエチレンテレフタレート(PET)
・エチレンビニルアルコール/エバール(EVOH)
・バリアナイロン(NY)
・ポリプロピレンフィルム(PP)

この中で、アルミ箔や蒸着フィルムは、酸素にも水蒸気にも強い場合が多いです。
一方で、ポリプロピレン(PP)は水蒸気に耐性があるものの、酸素に対する耐性はそれほど強くありません。
また、エチレンビニルアルコール/エバール(EVOH)は、酸素に対する耐性は強いものの、水蒸気に対する耐性は弱い特徴があります。

「ガスバリア性」という言葉は使い勝手がよいものの、酸素に対してケアしたいのか、水蒸気に対してケアしたいのかによって選ぶフィルム基材が異なってくるため、フィルム選定の際には注意が必要です。適切なフィルムを選ぶ際にはご注意ください。

※弊社では、お困りごとの背景や、従来お使いの物等を丁寧に確認させて頂き、適切な課題解決をサポートさせて頂いております。選び方がわからない場合も、ご質問頂けますと幸いです。

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