クリーンポリ袋(無添加ポリエチレン)は一般ポリ袋よりもシール強度が弱い?

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クリーンポリ袋は、一般的なポリ袋よりもシール強度が出づらいという特徴があります。これは、素材自体による影響が強いです。
弊社のクリーンポリ袋は、「無添加ポリエチレン」という素材で製造しています。無添加ポリエチレンはLDPEタイプを主に使用しているため、一般的なポリ袋(LLDPE)よりもシール強度が弱くなっています。

一般的にLDPE素材は、LLDPEよりも引張強度やシール強度が出づらい性格があります。そのため、無添加ポリエチレンも、一般LLDPEよりもシール強度が弱いという特徴に通じてきます。

LDPEタイプ以外の無添加ポリエチレンはあるのか?

無添加ポリエチレン素材は、標準的なLDPEタイプの他に、実はLLDPEタイプや、HDPEタイプの無添加グレードも存在自体はしています。しかし、素材自体のクリーン度を考慮すると、最もクリーンレベルが高いのがLDPE系となっています。

LLDPEタイプの場合、樹脂の原料合成段階で生じる影響によるものです。実際に、ある物質のイオン反応が出やすいとなる場合がございます。また、HDPEタイプの場合、フィルムにコシがあるため、接触等によってフィルム自体が削られてしまう可能性があり、それが異物と見られる恐れもございます。

そのため、クリーン度を大切にしている無添加ポリエチレンとして、弊社ではLDPE系をメインとしてクリーンポリ袋の製造を行っています。

※クリーン管理は、素材のみによって担保されるものではございません。製品の製造環境によっても依存致します。当社ではクリーンルーム対応、検査でのパーティクル内面管理によって、品質管理に努めております。

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