クリーンルームで活躍する帯電防止袋

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クリーンルームで活躍する帯電防止袋

今回ご紹介するのは、電子部品メーカーのD社様の成功事例です。

D社様の製造工程では、ほぼ全てが
クリーンルームであり、異物管理が
大変行き届いたものとなっています。

クリーンルームの清浄度を管理する際には、
「異物を室内に持ち込まない」ということが
非常に大切になりますが、

そのために必要とされる包装資材が
「帯電防止ポリエチレン袋」です。

紙粉を発生しやすい、ということで
そもそも紙類はクリーンルームに不向きですが、
その点、プラスチック製のほうが
クリーン度は良いです。

しかし、一般的なポリエチレン袋は、
フィルムが周辺の空気中の静電気を
吸い寄せてしまい、同時に微細な
チリやホコリも付着してしまうという
問題が生じます。

そこで必要になるのが帯電防止ポリ袋です。
帯電防止ポリ袋は、フィルムに吸着した
静電気を速やかに空気中に放出し、
フィルム自体が帯電することを防止します。

そのため、チリやホコリも吸着しにくく、
さらに、クリーンルーム入室の際の
エアシャワーの風圧があれば、
仮にチリやホコリを吸着していても、
簡単に吹き飛んでくれます。

さらに、D社様がご使用になっている、
ブリードアウト(溶出)成分のない
無添加の帯電防止ポリエチレン袋であれば、
さらに高いクリーン性能を保つことが
可能となります。

今回ご紹介の商品はこちら
https://www.housougijutsu.net/product_uses/429/

高密度ポリエチレン(HDPE)とは?

高圧重合法によって製造する
低密度ポリエチレンとは異なり、
高密度ポリエチレン
(High Density Polyethylene,通称「HDPE」)は
中圧法または低圧法により
重合されるため、別名「中低圧法
ポリエチレン」とも呼ばれます。

HDPEは1965年にアメリカで
開発されました。

特徴

  • 半透明
  • 引っ張り強さに優れる
  • フィルムが硬く、コシがある
  • 耐熱性に優れる
  • 耐寒性がある
  • 薄いフィルムが製造できる

同じポリエチレンでも、
低密度ポリエチレンと
比較すると物性が異なります。

軟化温度は120℃、融点は150℃ですので、
低密度ポリエチレンと比較すると、
高温に耐える特性があります。

また、引っ張り強さ、
フィルムの腰の強さがあり、
薄手でも強度が得られます。

開口性にも優れているため、
スーパーやコンビニなど
小売店のレジ袋として
使用されています。

防湿性、バリヤ性も低密度
ポリエチレンの2倍ほどの
能力があります。

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◇「いつか使える」情報のコーナー

「矢野 燿大」(阪神タイガース監督)について

2011年3月には、あきんどスシローの
「応援部長」に就任

※ウイキペディアより引用

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https://www.housougijutsu.net/backnumber/

▼編集後記

コロナ肺炎の影響で、中国出張が 中止になりました。

すでにパンデミック状態に
近いと思いますが、
いつになったら沈静化するのでしょう?

東京オリンピックでは
問題にならないのでしょうかね。
心配です。

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