PET、ナイロン、ポリエチレンなど、各フィルムの熱加工性

平成20年4月20日号 バックナンバー

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PET、ナイロン、ポリエチレンなど、各フィルムの熱加工性

包装資材に使用されるフィルムとしては、いくつかの素材が選ばれています。ざっと挙げると以下のものが代表的です。

  • ポリエチレン(PE)
  • ポリプロピレン(PP)
  • ナイロン(NY)
  • ポリエステル(PET)
  • 塩化ビニル(PVC)
  • ビニロン(EVA)

これらの素材について大きく性質が異なるのが、「熱加工性」の部分です。

「熱加工性」とは具体的に言えば、「シールしやすいかどうか」ということになります。袋にものを入れて密閉する場合、ほとんどの場合には「ヒートシール」で袋の口を閉じます。

ヒートシールとは、専用のヒートシール機を用い、フィルムに熱を加えることによって、フィルム同士を溶着することを指します。

「熱加工性」とは、いかに簡単に楽にフィルム同士を溶着させるかということですので、つまるところ、「低温度で、強く溶着させる力」と言い換えることができます。

熱加工性の良いフィルムとは

その視点で、先ほど例に挙げたフィルムを見ると、一番熱加工性に優れているのは、「ポリエチレン」だといえます。

ポリエチレンはもともと融点が低いため、低い温度で熱溶着ができるだけでなく、熱を加えたときにフィルム形状に変形させるのも容易です。

従って、低コストでフィルム形状に変形させることができるわけです。さらに、ヒートシール部についても、低い温度で溶着できますので高速化が行えますので、後の加工である製袋加工も他のフィルムよりも低コストで行うことができます。

塩化ビニルには、本来は非常に熱加工性が良い特徴があるのですが、このフィルムはポリエチレンほど薄く製造することができないため、結果として熱伝導効果が低くなり、一般的には高周波を利用したウエルダー方式のシールが一般的です。

ついで、熱加工性が良いフィルムとしては、「ポリプロピレン」が挙げられます。

主に、ポリプロピレンには、「OPP(二軸延伸)」と「CPP(無延伸)」があります。

「延伸」とは文字が表すとおり、フィルムへの成型の際に、フィルムを成型する際に、ある程度の加熱をしながら一定方向に引き揃える加工で、「延伸」することにより、強度が増す、透明度が高くなるといった性質が得られます。

逆に、延伸したフィルムは熱加工性が非常に悪く、ヒートシールを する際に非常に高温である必要があります。従って、延伸している OPPは透明度が高く、コシが強いが、熱加工性が悪い特徴があります。

反対にCPPはOPPよりも透明度が低く、コシのないフィルムではありますが、 熱加工性が高いため、ヒートシールがしやすいメリットがあります。

PETやナイロンについては、融点が高いため、ヒートシールすることは 困難なほどです。どちらかといえば「耐熱」の局面で使用されます。

三菱化学火災についての進捗状況

三菱化学の昨年末火災について、復帰内容の進捗状況ですが、3月下旬にリリースされたように、火災と直接の関係のない設備については、実際に稼動が再開されているようです。

明らかな発表はされていませんので、断定はできませんが、どうやら昨年の火災前と比べ、およそ6割から7割程度の製造量が確保できてきているのではないかと推測されています。

当社につきましても、現時点では原材料確保について大きな影響は出ておりません。

4月18日現在、三菱化学のウエブサイトでは、火災に関して情報は3月21日を最後に更新されていません。

何か変動などがございましたらご報告させていただきます。

「いつか使える」はみ出し情報のコーナー

マイケル・ジャクソンさんについて

ネバーランドと呼ばれる自宅は遊園地、動物園が併設されており、 敷地面積は2万6000エーカー(千代田区とほぼ同等)。

※ウイキペディアより引用

▼編集後記

13年ぶりにシンガポールに行きました。13年前は学生のときの貧乏旅行で、タイ、マレーシアを経てシンガポール入りしたため、過去の二カ国と比べて「とにかく物価が高い」という印象が強かったのですが、今回、13年ぶりに訪れて、思ったことはといえば、「なんてお金持ちが多い国なんだろう!」ということでした。とっても驚きました。

市中を走っている車はBMWやレクサスといった高級車ばかりですし、土地や不動産もとっても高価だそうです。

そういえば、かの村上ファンドもシンガポールへ移る移らないで話題になったりしていましたね。

高級そうな超高層ビルがたくさん立ち並んでいました。シンガポールは地元の福井県とは比べ物にならない大都会でした。

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