プレキャストコンクリート用防錆袋
平成29年3月20日号 バックナンバー
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プレキャストコンクリート用防錆袋
「プレキャストコンクリート」という言葉はご存知でしょうか。
簡単に説明しますと、一般的なコンクリート建造物が建設現場で打たれるのに対し、プレキャストコンクリートは、事前に専用工場でコンクリート建造物を作成してから現場に輸送して使用する方法を差します。
コンクリート工場で柱などを作成してから現場に持っていくというイメージです。
このコンクリート工場で活躍しているのがプレキャストコンクリート専用の防錆袋「Quarus(クオラス)」です。
「コンクリートに防錆??」と不思議に思われるかもしれませんが、実はこれが非常に大事なのです。
コンクリートには鉄筋が使用されており、コンクリートは端のほうから徐々に大きくなっていきます。
つまり工場内では、製造中のコンクリートからは鉄筋が何本も突き出ている状態になります。
コンクリート製造期間は数か月に及ぶ場合もあるため、突き出た鉄筋は徐々に錆びてしまうのです。
錆びた分、強度は低下する恐れがあることからかつてはゴム材でカバーを造ったり、防錆油を何度も塗布したりしていました。
そこで開発されたのがQuarus(クオラス)です。
クオラスは見た目はただのポリ袋なのですが、実際には、気化性防錆ガスを発生し、金属の表面で起こる錆びを抑制する効果があります。
プレキャストコンクリートから突き出た鉄筋をクオラスで包装しておけば、鉄筋を防錆できるというわけです。
現在はプレキャストコンクリート業界で広く使用されています。
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福井の港でクロマグロが水揚げ
3月に入り、福井県内の漁港ではクロマグロが水揚げされています。
3月13日のニュースでは小浜港で200本もあがったそうですが、例年、この時期には福井の海にはマグロは獲れないそうなので、日本海で何かおかしなことが起こっているのかもしれません。
福井県のマグロの漁獲制限は年間20トンなのですが、2月末ですでに52トンも上がっているんだとか。
何かの前触れでなければいいのですが・・・
◇「いつか使える」情報のコーナー
「タルタルソース」 について
tartareは、ユーラシアのステップから来てウクライナとロシアの一部を占領したタタール(ダッタン)族(フランス語の古い綴りではTartare)にちなむ。
語源についてはそれ以上のことは分かっていない
※ウイキペディアより引用
▼編集後記
いよいよ春が近づいてきています。
「去年の夏が暑かったので、この冬はきっと大雪になる」
という気象予報が多かったのですが終わってみたら、福井は全然降りませんでした。
意外と、山陰地方や京都北部滋賀北部がいつもになく降った、という感じのようですね。
