大昔の包装資材

食物を保存したり持ち運んだりするための入れ物が原点

人類が食物を保存したり持ち運んだりするために、それらを収納する入れ物が必要になります。そうした入れ物が、現在の包装資材へと変遷してきました。包装資材の中でも、それらを二種類に大別することができます。

前回紹介した「ササ」や「柿の葉」といった植物の葉や、動物の内臓を利用したものは、現在の包装資材で「軟包装」と呼ばれている分野に繋がります。

これらは現在では「紙」「フィルム」「袋」「ネット」などに換えられてきています。植物の葉のほかにも、わらで作った「むしろ」や「つと」「こも」、木材を削った「経木(きょうぎ)」も軟包装に近いと考えられます。

また、こうした軟包装の他に、「椀」「皿」「ケース」「ボトル」など、現在の「硬質容器包装」に結びついているものもあります。

「ひょうたん」「竹の筒」「ヤシの実」「貝殻」などがそれに当たると考えられますが、これらはその後、陶磁器や木材加工製品に置き換わってきました。

また、古代のエジプトやメソポタミアでは「ガラス」が使用されていました。紀元前1500年ごろから容器として加工されていたことがわかっています。

「土器」の歴史としては、日本の縄文土器が世界最古の部類に入るといわれています。使用開始時期は1万数千年前とも2300年前とも言われ、まだはっきりと特定できていないようです。

「ブリキ」は1810年にイギリス人のピーター・デューラン氏により開発されました。ブリキとは鋼板にスズをめっきしたものですが、スズは鉄より腐食しにくいため、全面を覆うことで鉄の腐食を防ぐことができる長所を活かし、缶詰に利用されています。

現在、飲料などに使用されるスチール缶は昭和30年代前半に誕生しました。その直後にはアルミニウム缶が誕生しています。

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